「リールを伸ばすにはトレンドのBGMが必須!」
「なんとなく無音だと寂しいから音楽をつけている」
多くのInstagram運用者が、深く考えずにリールにBGMを設定しています。しかし、その安易な選択が、あなたのアカウントを危険に晒しているかもしれません。
年間20億円以上を売り上げるInstagram運用のプロが断言します。インスタリールでBGMをつけると、アカウントは終わります。
今回は、その衝撃的な事実の裏にある3つの明確な理由と、安全な動画作成のテクニックを徹底解説します。
この記事を3行で解説
- インスタリールに公式BGMを使うと「音消え」や著作権停止のリスクがある。
- トレンドBGMは意図しないユーザーにリーチし、アカウントの専門性を損なう。
- BGMなしでも、編集の工夫(間・テンポ・抑揚)で魅力的な動画は作れる。

𝕏(旧Twitter)のみで5ヶ月で1億円売り上げたIT教育会社2社の代表。SNSマーケティング、Web制作、アプリ制作、LINEマーケティング各スキルと鋼メンタルが身に付くITオンラインスクール『eduGate』 を運営しており、のべ1万人が受講。
もくじ
なぜインスタリールでBGMを使うと危険なのか?
「でも、BGMをつけて伸びているアカウントもあるじゃないか」
そう思う方もいるでしょう。しかし、それは非常にリスクの高い賭けです。
なんとなくBGMをつけることで、長기的に見てアカウントの成長を阻害し、最悪の場合、投稿が台無しになる可能性があります。その具体的な理由を3つのポイントに分けて解説します。
理由1:突然の「音消え」問題
最も直接的で致命的なリスクが、この「音消え」問題です。
リールで使用したBGMが、権利上の都合でInstagram側で利用停止になるケースが頻繁に発生します。そうなると、どうなるのか?
あなたのリールから、BGMだけでなく、あなた自身の声も含めてすべての音声が消えてしまうのです。
せっかく作り込んだ動画が無音になってしまえば、伝えたい情報は伝わらず、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。後から修正することもできず、投稿そのものが無価値になってしまうのです。
理由2:意図しない「検索流入」問題
「トレンドのBGMを使えば伸びやすくなる」という話は、半分正解で半分間違いです。
確かに、トレンド音源を使うことで、その音楽を検索したユーザーにあなたのリールが表示される機会は増えます。しかし、それは本当にあなたの届けたいターゲットでしょうか?
【具体例】
あなたが「Instagram運用のノウハウ」という専門的な内容を発信しているとします。
ここで、美容系のリールで流行っているトレンドBGMを使った場合、あなたの動画は「可愛い自分を投稿したい女子高生」にリーチしてしまうかもしれません。彼女たちはあなたの専門的なノウハウに興味があるでしょうか?
答えはNOです。
このように、発信内容と関係のないトレンドBGMを使うことは、以下のようなデメリットを生みます。
アカウントの専門性がブレる: Instagramのアルゴリズムが「このアカウントは誰に向けて発信しているのか」を正しく認識できなくなる。
ターゲット外のフォロワーが増える: エンゲージメントの低いフォロワーが増え、アカウント全体の質が低下する。
本来リーチすべき層に届かなくなる: 結果的に、本当にあなたの商品やサービスを必要としている人に見つけてもらえなくなる。
不要な流入は、アカウントの成長にとってむしろマイナスなのです。
理由3:「無音が寂しい」は勘違い!トーク力でカバーしよう
「BGMがないと、動画が単調で寂しく感じる」
これは、動画の構成や編集、そしてトーク力に問題がある証拠です。無音のせいではありません。
魅力的なリールは、BGMがなくてもユーザーを引きつけます。その秘訣は**「間・テンポ・抑揚」**にあります。
間(ま): 無言の時間を徹底的にカットする。ジャンプカットなどを活用し、常に情報が続く状態を作る。
テンポ: 小気味よいスピードで話を進め、視聴者を飽きさせない。
抑揚: 声のトーンや大きさに変化をつけ、重要な部分を強調する。
これらの要素を意識して編集するだけで、BGMがなくても十分にダイナミックで聞きやすい動画になります。むしろ、BGMがない方があなたの声や伝えたいメッセージがストレートに届き、視聴者の集中力を高める効果もあります。
【解決策】それでもBGMを使いたい場合の安全な方法
「どうしても文字だけの動画で、無音は避けたい」という場合もあるでしょう。その際は、Instagramの機能でBGMをつけるのではなく、動画編集の段階で音源を入れるようにしてください。
安全な手順
フリー素材の音源を用意する: 著作権フリーの音源サイトで、商用利用可能なBGMをダウンロードします。
動画編集アプリで音源を追加する: 動画を編集する際に、ダウンロードしたフリー音源をBGMとして設定します。
音ありの動画として書き出す: 編集が完了したら、BGMが含まれた状態の動画ファイルとして保存します。
Instagramに投稿する: 完成した動画をリールに投稿します。この時、Instagram側のBGM追加機能は絶対に使わないでください。
この方法であれば、「音消え」や意図しない検索流入のリスクを回避しつつ、動画にBGMを加えることができます。
まとめ
今回は、InstagramリールでBGMを使うことの危険性について解説しました。
- 理由1:音消え問題
- 理由2:検索流入問題
- 理由3:無音の寂しさは編集でカバー可能
安易にトレンドBGMに頼る運用は、アカウントの首を絞める行為です。BGMに頼らず、コンテンツの質、構成、編集テクニックで勝負することが、本質的なアカウント成長への近道となります。
あなたの発信を、本当に必要としている人に届けるために、今日からBGMの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
よくある質問 Q&A
Q1. トレンド音源を使って成功しているインフルエンサーが多いのはなぜですか?
A1. 多くのインフルエンサーは、自身のキャラクターやライフスタイルそのものがコンテンツになっています。そのため、トレンド音源を使うことで「流行に敏感な人」というブランディングを強化し、幅広い層にリーチすることが目的と合致しています。しかし、専門的な知識やサービスを売るビジネスアカウントの場合は、ターゲットを絞り込む方が効果的なため、同じ戦略は通用しにくいです。
Q2. 自分で演奏した曲や、鼻歌を使うのは問題ないですか?
A2. 完全にオリジナルの楽曲であれば、著作権はあなた自身にあるため問題ありません。ただし、既存の曲をカバー(演奏したり歌ったり)した場合は、原曲の著作権者に許可を得る必要があります。無許可で使用すると著作権侵害にあたる可能性があるため注意が必要です。
Q3. BGMなしでもリールを魅力的に見せる一番簡単なコツは何ですか?
A3. 「無言の時間を1秒も作らない」ことです。動画編集の際に、話と話の間の「えーっと…」といった部分や、息継ぎの無音部分を徹底的にカットしてみてください。これだけで動画全体のテンポが格段に上がり、視聴者が飽きずに最後まで見てくれる確率が高まります。
